座間市は住宅地が市内全域に分散しており、起伏が多い地形も相まって、ご高齢の方にとっては外出しづらい状況が残されており、改善が必要です。
例えば入谷駅を見ると、ホームへの出入り口はスロープの設置によりバリアフリー化されていますが、西側から駅に入るには歩道橋を渡るか、歩道橋を迂回して、踏切を600m程度遠回りしなければなりません。また、ホームの外を歩いてみると、駐輪場から駅へ向かう路面は狭く、凹凸や傾斜があったり、周辺道路は車での送迎が困難な道幅であり、高齢者、車いすの方にとっては利用が厳しい状況であると感じました。駅周辺の道路拡幅により、駅への交通利便性を改善するとともに、歩道橋へのエレベータ設置や、歩行者用踏切の設置で、誰もが利用しやすい駅にしたいと考えています。
また、障がい者の活躍も重要です。2023年時点で障がい者は全国で1,160万人と推計されており、人口の9%超、2011年と比べ1.5倍に増加しています。
加えて、2026年には法定雇用率が2.7%へ引き上げられる計画です。障がい者も社会の一員として、積極的に社会参加が求められる時代に変化していくと考えております。座間市では、就労支援相談員やケースワーカーによる支援に力を入れており、令和6年度からは、市内3か所に障がい者支援拠点を設け、各地域ごとの支援体制を整備しています。ひとりひとりの得意不得意や特性に合わせて活躍できる場を提供できるように、支援員の確保や、支援事業者の誘致を通じて、障がい福祉サービスの充実を図りたいです。
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